もう、34歳なんですね。同世代の選手の戦いには胸が熱くなります。頑張って世界を取って欲しいです。
そんな石川直生選手の動画より。
<1分14秒>
いきなりの右ハイキックから、左の膝蹴り。
右ハイキックでスタンディングダウン状態の相手の頭が下がってきたところに、ダメ押しの左膝蹴り。相手選手の左眉上の部分がカットされ勢い良く血が噴き出しているのが判ります。
右ハイキックから左の膝が、まるで歩いているかのように自然に放たれるのが判ります。反復練習の賜物でしょうか。
<18秒>
左跳び膝蹴りから左ストレートパンチ、右ストレートパンチのコンビネーション。
注目したいのは、まず左跳び膝蹴り。二段蹴りのように右跳び膝蹴り→左膝蹴りと膝蹴りが2発。右はフェイントでしょうか?ヒットはしていないように見えます。 左膝蹴りヒット後、左脚着地と同時に左ストレートパンチがヒット!スーパーマンパンチのような要領でしょうか。この時点で相手選手はダウン決定。そのまま崩れ落ち、右ストレートは当たらず。
これは参考になりそうです。
<30秒>
ステップ・インしての左ジャブに対して、左側に軸をずらし、相手の懐側に入り込んでのカウンターの右肘打ち、左ストレートパンチのコンビネーション。
肘打ちが得意な石川選手だからできる?高等技術でしょうか。
こんなことされたら、怖くて入り込めなくなりますね。
<48秒>
右ハイキックから左跳び膝のコンビネーション。
右ハイキックは空振りのように見えます。それによりバランスを崩しつつも、捻れた軸を力強く回しての飛び膝蹴り。相手選手は右腕のガードがボディに下がっているので、ボディに来ると思ったのでしょうか。
右の顎を完全に撃ちぬかれて、強烈なダウン。 自分が食らってしまうことを想像さえもしたくない、強烈な一撃です。
自然な動きの中で繰り返されるコンビネーションのように思えます。反復練習と、切れない闘争心が、スムーズなコンビネーションが放たれる基礎になっているように見えます。我々格闘技愛好家も、見習いたいなあと思います。